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海苔養殖における塩分管理の高度化/潜り船におけるCM-81S導入事例 水産業

導入背景

兵庫県で海苔養殖を手がける株式会社ウチダ様では、潜り船での塩水処理に塩分濃度計 CM-81Sを導入いただいています。
30年以上にわたり、海苔養殖向けの計測機器のご相談をいただいてきました。潜り船での運用は、測定値が安定しにくいという課題がありました。
そこで、実際の海上で3〜4年にわたるフィールドテストを実施。センサーの改良を重ねることで、厳しい環境下でも安定した測定を可能にしました。

 

現場での運用と改善ポイント

海苔の養殖において、塩分濃度の管理は非常に重要です。潜り船で収穫する際、適切な濃度を保つことで、海苔の成長速度に大きな影響を与えます。

塩水の濃度運用:塩水の目標濃度は6〜8%です。状況によって9〜10%まで引き上げます。
海苔へのダメージ軽減:クエン酸を使用して海苔の表面を洗浄する方法が一般的ですが、pHを大きく下げるため、表面に微細な傷がつき海苔の成長が鈍ることがあります。塩水はpHを大きく下げず洗浄効果も高いため、珪藻・付着物を抑制でき、海苔の組織を傷めにくいのです。

成長速度・収穫量の改善:1週間の比較例としては、クエン酸の処理で収量500に対し、塩水中心では700〜800(約1.5倍)という実感値が得られています。付着物が減ることで光合成がスムーズになり、次の刈り取りまでの立ち上がりも早くなる傾向があります。

導入後の効果

正確な塩分濃度管理:CM-81Sは高精度な測定が可能で、0.01%単位での測定が可能。海苔の成長に最適な環境を維持できます。
海苔の成長促進:塩水洗浄と精密な濃度管理により、従来比で約50%の成長速度向上を実現しました。
 


潜り船という厳しい現場条件に合わせ改良を重ねた結果、塩分管理の安定化と生産性向上を両立することができました。
セムコーポレーションでは、現場の声に応じた製品開発とサポートを続け、養殖業界のさらなる発展に貢献してまいります。お困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
 

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