<サポート情報>pH電極の故障や交換時期の見極めについて 農業
ご相談内容
pH電極の保管状況が正しくなかったため、測定に不具合が生じてしまった。
溶液につけず、pHセンサーを三日間放置してしまいました。
数値がおかしいのですが、これは電極が壊れたのでしょうか?とのお問い合わせ内容でした。
電極の取り扱いについて
pHセンサー先端のガラス電極は数日間、空中に放置してしまうと液絡部の乾燥により、反応が遅くなり正常な値を示さない場合があります。
このような状況で正常な値数値を示さない場合は、一昼夜水につけておきその後、基準液にて校正を行ってみてください。
その後、数値が取れるようになりましたら、電極は壊れてはいませんのでご使用頂けます。
電極の寿命
pH電極は消耗品です。
使用状況や保管方法によって異なるため寿命は一概には言えませんが、電極を交換するタイミングは、使用したときの感度で見分けることが出来ます。
たとえば、校正時に6.86や4.01の標準液につけたとき、
新品の状態では6.86付近に5秒~10秒で到達します。
劣化している状態では到達するまで30秒以上かかり、ジリジリと上がっていくような感じがします。
このように鈍くなってきますと、電極の寿命が近づいていますので新しいpH電極と交換してください。
保管方法
セムコでは、pH電極の乾燥を防ぐためKCL溶液で保管することをおすすめしています。
出荷時からついているキャップをそのままご使用いただくか、もしくは他の容器に移し替え、少量の溶液を入れ常に湿った状態にしてください。
長期保管する場合は、溶液が蒸発・結晶化するので定期的に補充して、電極の乾燥を防ぐようにしましょう。
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