貴金属加工現場に納入した中和装置のメンテナンス その他
中和装置に必要なメンテナンスとは?
中和装置の機器類には、消耗品などの定期的に交換が必要なものがあります。
特に、pH電極は中和処理をするうえで重要な役割を担っており、電極の消耗具合によって測定値がずれてくるため、校正液で「ずれ」の調整が必要です。
pH電極は強酸や強アルカリなど、測定する液により消耗時期が異なりますが、
基本的に1年に1回、電極の交換をすることを推奨しています。
メンテナンス頻度について
pH電極の校正・・・月に1度、汚れなどの状況によっては毎日か週に1度くらいが目安。
その他、薬注ポンプの消耗品や撹拌機のベルト・・・半年~1年の周期。
pH電極の校正や汚れの除去、内部液(KCL)の補充などはユーザー様でも可能なメンテナンス作業になります。
※KCLの補充は、電極ホルダーより透けて見えるので簡単に残量が確認できます。
セムコでは、設計~アフターケアまで安心してお任せいただけます。
お困りのことがございましたら、弊社営業までお気軽にお問い合わせください!
メンテナンス例
pH電極の交換・校正作業
中和処理槽撹拌機のベルト交換作業
※ベルトが切れてしまうと、中和処理ができない状態になってしまうので定期的に交換します。
薬注ポンプの交換作業
※中和剤を注入する、酸とアルカリ注入ポンプの消耗品の交換作業です。
ホース、ダイヤフラム、バルブセットの交換がメインとなります。手順を間違えると薬品が漏れて危険なため、メーカーでの交換作業を推奨しています。
薬品補充作業
※中和剤を薬注タンクに補充する作業になります。
安価な灯油用の手動ポンプを使っての作業なので通常はユーザー様でも行えますが、弊社が行う場合もあります。
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