①節水コントローラー導入の目的
大幅な経費削減に
役立ちます
- 水道水のバルブ調整を導電率で自動制御します。
- 水道使用量、下水道排水量の削減で年間経費削減
- 表面処理の廃水処理の処理コストの削減
- 水の汚れ具合が数値で確認でき、目安となります
冷却塔の自動ブロー
自動ブローダウン
水の中の不純物が増えると電気が通りやすくなる性質を利用し、自動で ブローを行うシステムです。
電気伝導率センサーで冷却水の電気伝導率を測定し、数値が上がると自動で給水バルブを開いて水を補給し新しい水と汚れた水を入れ替えます。
水が汚れた時だけ自動で排水しますので、節水できるメリットがあります。
冷却水の入れ替えをしないで運用するとスケールなどが蓄積して清 掃に費用が掛かってしまいます。
※スケールの要因は、カルキやミネラルその他成分などになります。
冷却塔のしくみ
一般的な冷却塔です。冷却水が循環されているうちに濃縮されて導電率が上がり、充てん層のスケールの要因となります。
②表面処理現場での節水
メッキなどの表面処理の現場では、素材となる金属の表面を様々な薬品を用いて表面処理しています。
そういう中で使った薬品を洗い流す水洗工程で大量の水を使用しますが、無駄に水道水をかけ流している場合があります。
そこで、導電率計で水の汚れ具合を管理して水道量の調整で、水道代の節約や 廃水にかかる処理費用を抑えることができます。
メッキ現場での導電率の測定(3連水洗槽)
- ①4,990μS/cm
- ②874μS/cm
- ③328μS/cm
※見た目では分からないため、数値化した方が管理しやすくなります。
表面処理現場での節水システム
①節水コントローラーによる導電率の自動管理
◎節水コントローラーの設置により数値が見え、任意に細かく設定が可能です。
②節水コントローラーの数字だけで確認してモニターとして使用する。
◎水道水のバルブをモニターを見ながら調整管理する。
その他導電率で管理する
◎警報と監視濃厚液が流れた場合などの監視モニターとして活用制御用の有電圧接点でパトライト点灯、伝送出力を利用して監視計に入力し、外部で数値を確認できます。
導電率について
導電率とは、電気の通り易さを示し数値が高いほど電気は通り易く低いほど通りにくいという一つの指標を示すものです。
一般的に日本の水道水の導電率は地域によって異なり、東京都の導電率は200~300μS/cmと言われています。下記の表は水道水、純水、超純水を示した参考数値となります。
伝導率 | 水の種類 |
100~400μS/cm | 日本の一般的な水道水 |
1μS/cm以下 | 純水 |
0.06μS/cm | 超純水 |
③節水システムの説明
◎コントローラーへの配線だけで運用可能です。
◎センサーは交流5極方式の採用により 汚れによる誤差が少ない設計です。
④コントローラー特長
- ①現場型コントローラーで簡単に設置が可能
- ②電磁弁の制御をコントローラーだけで制御
- ③汚れに強い5極式ECセンサーで安定した測定
- ④現場での設置が簡単
- ⑤100V~240Vのフリー電源
※計器電源によって電磁弁の電圧を選択する必要があります。
現地調査依頼やその他設置する上でのご相談、お見積り依頼等、お気軽にお問合せください。