
工場や施設の排水処理でお困りではありませんか?
水質汚濁防止法や自治体ごとの厳しい排水基準をクリアするためには、適切な「排水基準対応」の装置導入が不可欠です。しかし、設置スペースの制約や既存設備との兼ね合いなど、選定において考慮すべき要素は多岐にわたります。
本記事では、現場を管理する監督者や水処理関係の設計会社様も参考にできる、装置選定のポイントや成功事例を交えながら、最適な水処理装置の選び方を解説します。
目次
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水質汚濁防止法や自治体基準の厳格化
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限られたスペースでも設置可能な設計
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排水基準の適合と運用コストの最適化
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メンテナンス性と長期安定運用
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研究施設:実験室の洗浄廃水装置で省スペース化を実現
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医療施設:富士フイルム製内視鏡洗浄廃水を適切に処理
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CADデータ・技術資料の提供
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納入後の定期点検とメンテナンスサポート
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導入プロセスの説明と一貫したサポート体制
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総合的な装置選定の重要性
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1.排水基準をクリアする装置選びの重要性
「基準値オーバーで操業停止のリスクを避けたい」
「自治体の立ち入り検査で指摘を受けないか心配」
このような不安をお持ちの事業者様が増えています。実際、水質汚濁防止法の規制強化により、有害物質や重金属の排出基準は年々厳しくなっています。
もし基準を超過した場合、改善命令や操業停止などの行政処分リスクが発生するため、装置の選定は単なるコストの問題ではなく、企業の事業継続に関わる重要な課題です。
設計会社としても、排水基準に適合しつつ、運用コストや設置条件を考慮した装置提案が求められます。
2. 設計会社が押さえるべき装置選定の3つのポイント
限られたスペースでも設置可能な設計
工場や施設では、新たに排水処理装置を設置するスペースが限られていることが多いため、コンパクトな設計やカスタム対応が重要です。
当社では、独自設計した装置による狭小スペースでも最適なレイアウトを提案します。
排水基準の適合と運用コストの最適化
以下の点を考慮することで、長期的なコスト削減が可能になります。
・電気代・薬品代を抑えた運用設計
・処理能力の最適化(過不足のない能力設計)
・水質基準の確認(都道府県ごとの基準にも対応)
メンテナンス性と長期安定運用
装置の導入後、運用管理者がスムーズに扱えるよう、メンテナンスのしやすさも重要です。
・日常点検が容易な設計
・部品交換がシンプルな構造
・トラブル時のサポート体制の充実
3. 【成功事例】「排水基準対応」の装置導入事例
研究施設:実験室の実験器具の洗浄廃水
A大学研究室では、実験排水の自動pH中和処理装置を導入しました。
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処理能力: 500L/日程度
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新設に伴い発生する実験排水を効果的に中和
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環境基準を満たしつつ、研究活動の継続性を確保
結果:新設の際にヒアリングをして、排水基準をクリアしつつ省スペース化に成功しました。
医療施設:内視鏡の洗浄廃水
Bクリニックでは、院内の内視鏡洗浄機からの排水を適切に処理するため、自動pH中和装置を導入しました。
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設置スペース:500×500mm、高さ1000mm程度の省スペース設計
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電源:100V単相での運転
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低騒音設計:院内設置に配慮
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機能:薬液注入、撹拌、制御盤を一体化
結果:この装置により、富士フイルム製内視鏡洗浄消毒機から安定した排水処理を実現しました。
4. 設計会社向けの導入・運用サポート
設計会社様向けにスムーズなプロジェクト進行を支援するため、以下のサポートを提供しています。
CADデータ・技術資料の提供
納入後の定期点検、メンテナンスサポートの提案
現場監督者向けの導入プロセスの説明
「設計から導入、運用管理まで一貫してサポートする体制」が整っているため、導入後のトラブル対応やメンテナンスに不安がある場合も安心です。
5. まとめ|最適な「排水基準対応」の装置選び
排水基準をクリアするための装置選びでは、法規制や水質基準への適合だけでなく、設置条件や運用コスト、メンテナンス性を総合的に考慮する必要があります。
設計段階からのご相談を承ります!
設計初期段階での仕様検討や技術資料の提供なども可能ですので、プロジェクトに合わせた最適な設備をご提案いたします。